郡花
梔子(クチナシ)
指定年月日
1973. 12. 24
分布地
南海郡の野山一帯に部分的に自生し、特に、二東面蘭陰地区に多く分布している。
特徴と指定理由
- 常緑、広葉、潅木として、耐寒性に弱く耐熱性に強い。
- 梔子の葉は光沢があり、白い花は 香りが濃く、実は漢方薬や天然染料として使われる。
- 花は6~7月に咲き、萼(がく)は稜角があり先が6~7つに割れる。
- 実を梔子と言い、漢方では不眠症や黄疸の治療に使われ、消炎∙止血及び利尿の効果がある。
- 食品の着色剤としても使われ、かつては兵糧米の変質を防止するため梔子水に浸してから蒸して保存したと言う。
- 郡民の清廉潔白と郷土愛が強い点が似ているとして指定された。
郡木
榧(カヤ)
指定年月日
1979. 1. 27
分布地
南海郡の野山一帯に部分的に自生し、特に南面堂項里にある榧は、1997年に慶南道記念物第200号に指定され、その雄大壮厳さを表している。
特徴と指定理由
- 樹木は常緑樹、針葉喬木、観賞樹として、木材は特殊用材として品のある工芸品などに使用され、実は漢方薬として使われる。
- 葉が厚く、枝には実がぎっしりと実り、独特な香りが漂う。
- 殺虫剤や食用油、燈油などに使われ、木材は特殊用材として高級工芸品や碁盤の材料に使われる。
郡鳥
白鷺
指定年月日
1998. 7. 9
分布地
南海邑牙山里鳳田村、南面平山里一帯
特徴と指定理由
優雅で貴く純朴で、長年の間農民の友として親近感を与え、知恵深く真心で隣人を助け家庭と郡民の和睦と無病長寿を意味する。清潔強直で主体性が強く、粘り強い勤勉性が郡民の気質と合致するため、和合団結した南海人の素顔を象徴することから指定された。
郡魚
クロダイ
指定年月日
2011 .11.22
分布地
南海郡全域
特徴と指定理由
- 釣り客の選好魚種であり、南海岸清浄海域に棲息する美しい魚である。
- 産卵期は3~7月で、底が砂利、干潟、砂などで海底地形が比較的複雑な所に産卵する。
- 体は楕円形で側偏しており、くちばしはやや突出、奥歯が発達している。
- 1年生は殆ど雄であり、2~3年生は雄と雌が一身となっている。
- 鱗は櫛鱗で、眉間と鰓蓋の下部分には鱗がない。