南海 第1景 南海錦山

南海錦山

閑麗(ハルリョ)海上国立公園に指定された三南一の名山であり霊山。 様々な伝説が伝わる38景の奇岩怪石が金剛山(クムガンサン)に似ているとして小金剛(ソグムガン)または、南海金剛(ナムへクムガン)と呼ばれる。太祖・李成桂(イ・ソンゲ)が永らく修行した後王位につき、普光山(ポグァンサン)を錦山と変えて呼ぶようになった。菩提庵のそばにはこの伝説を裏付ける三仏岩と朝鮮太祖基壇がある。(名勝第39号)

朝鮮太祖・李成桂が百日祈祷の末に朝鮮王朝を開国したという永世不忘の霊山。 山全体を絹で包むという意で普光山を錦山に改名した。頂上には元暁大師(ウォンヒョデサ)が創建したという韓国3大祈祷所の一つ、菩提庵があり、燃え上がる黎明が海から湧き上がりその壮厳さを言葉で表現できないという錦山の日の出が絶景だ。

南海 第2景 南海大橋と忠烈祠

南海大橋と忠烈祠

1973年6月22日竣工した南海大橋は、南海郡と河東郡を結ぶ全長660mに至る美しい懸垂橋だ。忠武公·李舜臣将軍の露梁海戦があった所であり、島と島の間に沈む日没が壮観で、春には桜花見通りが美しい。

南海大橋と忠烈祠

1598年、丁酉再乱(慶長の役)最後の戦闘であった露梁海戦において、倭俗と戦う途中で壮烈に殉国した忠武公・李舜臣将軍の業績を賛えるため、雪川面(ソルチョンミョン)露梁里(ノリャンリ)に建てられた霊廟だ。

南海 第3景尚州銀砂ビーチ

尚州銀砂ビーチ

錦山の絶景を屏風に構える尚州海水浴場は、南海岸のうちでも最も美しく避暑に最適とされている。自然そのままのナム島とトル島が波を遮る円形の海湖に作られた白浜!砂が美しいことで全国一といわれる尚州海水浴場は、樹齢100年を越える海松が茂っており、夏の休養地として注目されている。

南海邑(ナムヘウプ)から南に22キロメートルに位置する尚州海水浴場は、白浜の傾斜が緩やかで、水温が高いため子供連れの家族の避暑地として最適の条件を整えたところでもある。朝起きて錦山の登山を終え尚州の海にドブンと体をつけると、すでに季節は夏を過ぎて紅葉が染まる秋となる。

南海 第4景 原始漁業竹防簾

原始漁業竹防簾

原始性がそのまま息づく竹防簾は、長さ10mのクヌギでできた標木を干潟に刺し、珠廉のように編んで作った漁業道具だ。潮流が流れてくる方向に向かってV字型に広げて魚を捕る竹防簾は、この知足海峡に全国で最も多くの筒が残っている。

南海 第5景 李忠武公戦没遺墟

李忠武公戦没遺墟

観音浦近海の海岸に位置するこの場所は、李忠武公の霊柩が初めて陸地に安置された所だ。公が殉国してから234年後の1832年(純祖32)、公の8代子孫・李恒権(イ・ハンゴン)が王名により祭壇を設け祭祀を行い、碑と碑閣を建てて李落祠(イラクサ)と称した。

李舜臣映像館は、138席の観覧席を備えた国内初のドーム型立体映像館を中心に、忠武公・李舜臣将軍の精神と壬辰倭乱の歴史に関する展示室が設けられている。

南海 第6景 南面海岸

南面海岸

南海最高のドライブコースといわれる南面海岸観光道路に接した加川村の千枚田は、青い海に面した急斜面に作られた細長い階段型の畑として、南海人の勤勉さを象徴し島特有の情緒を感じさせる。(名勝第15号)

南海 第7景 櫓島

櫓島

櫓島は朝鮮時代の古典小説『九雲夢』の作家として広く知られる西浦・金萬重先生の最後の流刑地であり、ここで流刑中に56才の生涯を終えた。現在の櫓島には草屋と泉、墟墓が残っている。

西浦・金萬重は南海で『謝氏南征記』『西浦漫筆』『祖妣貞敬夫人行狀』『朱子纂要』などを著述し、数多くの漢詩も残した。鶯江湾の入口である尚州面ビョクリョン里にある櫓島は、周辺海岸の景観に優れ、釣り場としても注目されている。

南海 第8景 松亭ソルパラム海岸

松亭ソルパラム海岸

松林が陰を成す松亭ソルパラム海岸は、南海で二番目に大きな海水浴場である。手つかずの自然そのままの姿を保っているのが特徴だ。尚州海水浴場の西4キロメートル地点に位置し、なめらかな銀砂、鏡のように美しい海水で有名。松亭ハンソル村はグリーン農村体験村に指定されており、訪れる人々が農村を体験することができる。

南海 第9景 花房寺

花房寺

元暁大師が西面烟竹(ヨンチョク)に煙竹寺(ヨンチュクサ)を建て、これを眞覚国師(ジンガクククサ)が古県面(コヒョンミョン)テゲ里に移し霊蔵寺(ヨンジャンサ)に改称したが、壬辰倭乱の際に消失したものを仁祖15年(1637)、西山大師(ソサンデサ)の弟子・戒元(ケウォン)と霊哲(ヨンチョル)二人の禅師が現位置に重修し花房寺とした。

南海 第10景 勿巾防潮魚付林とムルミ海岸

勿巾防潮魚付林とムルミ海岸

三東面(サムドンミョン)勿巾里海岸1.5kmに、防風林で造成された1万本余りのうっそうとした樹林が半円形を描いて大壮観を成している。森と調和した小石海岸は、南海の情緒が漂う独特さを誇っている。(天然記念物第150号)

勿巾防潮魚付林とムルミ海岸

勿巾村と彌助村をつなぐ南海島の東海(日本海)海岸の絶景は、山と海が絶妙の調和を成しており、南面の加川海岸道路とともに最高のドライブコースとして人気が高い。またムルミ海岸道路の南端に位置した彌助港は、南海最大の漁港として新鮮な刺身を手頃に楽しむことができる所として有名だ。

南海 第11景 龍門寺

龍門寺

虎丘山に位置する龍門寺は、南海で最も大きく古い寺だ。虎が横になった姿に見える虎丘山渓谷の澄んだ水は、竜が昇天初したという滝壷に流れ込む。龍門寺は新羅時代に元暁大師が錦山を訪ねて建てたという普光寺の後身と伝えられている。

龍門寺

虎丘山に位置する龍門寺は、南海で最も大きく古い寺だ。虎が横になった姿に見える虎丘山渓谷の澄んだ水は、竜が昇天初したという滝壷に流れ込む。龍門寺は新羅時代に元暁大師が錦山を訪ねて建てたという普光寺の後身と伝えられている。

南海 第12景 昌善·三千浦大橋

昌善・三千浦大橋

2003年4月28日に開通し、韓国最高の観光名所となった‘昌善·三千浦大橋’は、南海・昌善島と三千浦の間にある3つの島を5つの橋で結んだ全長3.4kmの連陸橋だ。5つの橋は全て異なる工法で作られており、それぞれの個性を誇っている。