世尊島

Sejon Island Image

彌助(ミジョ)港から船で50分余り南に向かうと、全体が岩からなる小さな島がひっそり浮かんでいる。島の真ん中が船の帆柱のようにポンと空いた海上洞窟は、釈迦世尊が錦山・双虹門(サンホンムン)から石柱に乗って遊んで帰る途中真ん中を突き抜けた跡として、世尊島と呼ばれるようになったという伝説がある。また日照りが厳しい時にこの島で祈雨祭をすると効き目があるという伝説があり、今でも日照りが続くと祈雨祭を行っている。

櫓島- 南海 第7景

Nodo Image

櫓島は朝鮮時代の古典小説『九雲夢』の作家として広く知られる西浦・金萬重先生の最後の流刑地であり、ここで流刑中に56才の生涯を終えた。現在の櫓島には草屋と泉、墟墓が残っている。西浦・金萬重は南海で『謝氏南征記』『西浦漫筆』『祖妣貞敬夫人行狀』『朱子纂要』などを著述し、数多くの漢詩も残した。鶯江湾の入口である尚州面ビョクリョン里にある櫓島は、周辺海岸の景観に優れ、釣り場としても注目されている。

杖鼓島

Janggo Island Image

康津(カンジン)湾に浮かぶ島々は大きな東洋画を連想させるが、潮の香りが体の芯まで滲み入る感じを受ける。杖鼓島 を背景とする二東・席坪(イドン・ソクピョン)から知足(ジソク)までの海岸花道は、その美しさで知られている。